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版木

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初日に間に合わなかった版木が届きました

こちらは椿です

手の中にあるモノ

たいせつなモノ

若月さんの作品は、生き物への愛しみが感じられます

丸いカタチは、まるでちいさな宇宙

若月さんより木口木版についての丁寧な説明文も届きました

板目(いため)木版と木口(こぐち)木版の違い 板目木版は皆さんが一般的にイメージする木版です。

学校などで一度は習ったことがあると思います。

これは木を縦方向に切った面を彫刻刀で彫ります。

そして版材は桜、桂、朴などがありますが、

現在ではシナベニヤが最も一般的に使われています。

板目木版で一番有名なのは浮世絵で、これは桜の版木を使います。 一方、木口木版はイギリスで生まれました。

これは板目木版とは違い木を輪切りにした面を彫ります。

版材はツゲが最も良質とされていますが、

そのほかにもツバキやレモンウッドなども使えます。

木口の版木はとても硬いため彫刻刀は使えません。

その為、銅版画の道具であるビュランを使って彫ります。

木口木版は板目木版とくらべて精巧で密度の高い彫版が可能ですが、

輪切りにした木を使うため大きな版木が得られません。  現在、木口木版はイギリスでさえとてもマイナーな版画ですので、

日本では作家さんの数がとても少ないです。

それでも徐々に増えて来ているようです

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